
音を聴いているとき、
身体では何が起きているんだろう。
クリスタルボウルを演奏していると、
人の身体に起きる小さな変化を感じることがあります。
呼吸がゆっくりしていく。
表情がやわらぐ。
身体の力が抜けていく。
演奏が終わったあとに、
「すごく深く眠ったような感じがする」
「頭の中が静かになった」
と話してくれる人もいます。
私自身も、
音によって身体の感覚が変わることを
何度も経験してきました。
Full Body Listeningを続ける中で、
ひとつの問いが生まれました。
音を聴いているとき、
身体では実際に何が起きているんだろう。
私は、そのことをもう少し知りたくなりました。
感じることと、測ること。
今、私が見ているもののひとつが、
心拍のゆらぎ、HRVです。
心臓は、
一定の間隔で機械のように打っているわけではなく、
一拍ごとの間隔に細かな変化があります。
そのゆらぎを解析することで、
自律神経の働きや、
身体がどのような状態にあるのかを考える
ひとつの手がかりになります。
音を聴く前と、聴いたあと。
身体で感じたことと、
測定されたデータ。
その両方を並べてみる。
私はそこに、とても興味があります。
数字と、感覚のあいだ。
周波数を測るときも、
私がしていることはよく似ています。
数字を見る。
音を聴く。
身体で感じる。
そして、また数字を見る。
どちらか一方から答えを決めるより、
その「あいだ」に何があるのかを観察していく。
身体についても、
私は同じように見ていきたいと思っています。
「気持ちよかった」
その感覚も大切な記録です。
そして身体の側に残されたデータも、
その体験を知るための、もうひとつの手がかりになる。
音と身体。
まだ知りたいことが、
たくさんあります。
SENOA.
この探究を、
実際に音を体験しながら行っている場所が
SENOA.です。
クリスタルボウルの響きを全身で聴き、
セッションの前後に身体の状態を測定する。
感じたことと、身体の記録。
その両方から、
自分自身を知っていく時間をつくっています。
音と身体の「あいだ」に、
どんな変化が生まれるのか。
その探究を、SENOA.で続けています。