光の差す回廊で、列柱のそばに立つ白い服の mogmin.
Frequency

数字から、
音の輪郭が見えてくる。

432Hz。
440Hz。
528Hz。

音について調べていると、
いろいろな「Hz」という数字に出会います。

私は、周波数を測ることが好きです。

感覚で「この音、気持ちいいな」と思ったあとに測ってみる。

すると、

「なるほど、こういう関係だったんだ」

と、耳で感じていたものに輪郭が現れることがあります。

逆に、計算から導き出した周波数を探して、
実際のクリスタルボウルを鳴らしてみることもあります。

計算する。
測る。
聴く。
身体で感じる。

私はこの往復をずっと繰り返しています。

432Hzと440Hz

たとえば、A=432Hz と A=440Hz。

音楽の基準を表すときによく使われる、この表記。

Aは「ラ」の音を示します。
つまり、基準となるラの音を何Hzに置くか、という違いです。

基準が変われば、
そこから生まれるそれぞれの音の周波数も変わります。

528Hzとソルフェジオ周波数

そして、528Hz。

432Hzや440Hzが「Aという基準音をどこに置くか」という話なのに対して、
528Hzは、ひとつの周波数そのものを示しています。

528Hzは、
「ソルフェジオ周波数」と呼ばれる周波数群のひとつとして
紹介されることがあります。

ソルフェジオ周波数には、
396Hz、417Hz、528Hz、639Hz、741Hz、852Hzなど、
いくつかの特定の周波数が並びます。

それぞれの数字にさまざまな意味を重ねて語られることもあり、
528Hzはその中でもよく知られている周波数です。

私は、こうした数字に出会ったときも、
まず実際の音を聴いてみます。

528Hzとは、どんな音なのか。

ほかの音と組み合わせると、
どんな関係がつくれるのか。

音楽の中に置いたとき、
どんな響きとして存在するのか。

数字から始まって、
実際の音へ戻っていく。

私にとって周波数を探究する面白さは、
そこにあります。

クリスタルボウルの周波数

クリスタルボウルには、
一つひとつ個体差があります。

ラベルには同じ音名が書かれていても、
測ってみると少し違う。

0.1Hz単位で見ていくこともあります。

そして最後には、必ず鳴らします。

数字が美しく並んでいる。
その音を実際に重ねてみる。

倍音はどう重なるのか。
空間ではどう広がるのか。
身体はどう受け取るのか。

そこまで確かめていくことで、
数字だったものが、
ひとつの「響き」として見えてきます。

私にとって周波数は、
音をもっと深く知るための座標のようなものです。

数字から音を見る。
音から数字を見る。

その行き来を続けていると、
感覚と理論が少しずつつながっていきます。

そして、その先でまた、
思いがけない響きに出会う。

私はその瞬間が好きで、
今日も音を測っています。

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